Windows7 > Windows Live Mail 2011
> Windows Update 実施後
> msvcrt.dll
会社のノートPC(Windows 7 Enterprise 32bit)で2011年4月にWindows Updateを適用したところ、元々インストールしていたWindows Live Mail 2010が Windows Live Mail 2011 (Windows Live Essentials 2011)にアップデートされたうえ、そのLive Mail 2011を起動しようとすると、「Windows Live Mailは動作を停止しました」とダイアログが出て起動できないまま終了してしまうという現象が発生しました。
イベントビューアで調べてみるとどうもmsvcrt.dll(VisualC++のランタイム)でエラーが出ているようなのですがよくわかりません。
Windows Live Mail 2011をインストールしなおすと良いというような情報もあったのですが、ためしにMSのWindows Live Essentials 配布ページからインストーラをダウンロードして起動してみると今度は延々待ち続けた上に「インターネット接続がないのでセットアップが起動できない」旨メッセージが出て再インストールもできず。
さらに調べると、
KB2454826 のインストール後に Windows Live Mail が応答を停止するか、起動に失敗する
というマイクロソフトのサポート情報が出ていることがわかりました。
発生条件は以下の3つ
1)Intel 統合グラフィック ドライバー Igdkmd32.sys (32 ビット)/Igdkmd64.sys (64 ビット) バージョン 8.15.10.2104 から 8.15.10.2141 を所有している
→Intel HD Graphicsドライバーのバージョンですね。
自分はモロに該当しています。
2)Windows Update KB2454826 がコンピューターにインストールされている
→うーん、これは非該当
3)Windows Live Mail バージョン 15.4 以降を使用している
→これは該当
2)については、MS VC++ Runtimeの修正であるKB2467175ならインストールされています。
ということで条件的には少し微妙ですが、対処をしてみます。
先ほどのマイクロソフトのサポート情報ページでは次の二つの対処が説明されています。
1. Intelのサイトから最新のIntel統合グラフィクスドライバを入手してバージョンを更新する
または
2.同サポート情報ページ下部にある「FixIt!」をクリックして問題を修正するか
手動で同様の操作(レジストリの追加/修復を行う)
だそうです。
まずは簡単に FixIt!をやってみましょうか。クリックするとファイルがダウンロードされるので、実行します。
すると復元ポイントの作成のあと処理が進んでいきますので完了を待ちます。
さっそく今まで起動できなかったWindows Live Mail 2011を起動してみると…今度はエラーもなく正常に起動できました。直ったようです。
ということで、
「Windows Live Mail 2011がエラーで起動できない場合は、マイクロソフトサポート情報ページ KB2454826 のインストール後に Windows Live Mail が応答を停止するか、起動に失敗するから Fix Itボタンをクリックして修正プログラムをダウンロードし実行すると起動できるようになる。」
ということでよさそうです。
念のため気持ちが悪いのでIntel統合グラフィックスドライバーもインストールして更新しておきます。
最新のバージョンを自分で探すのはかなり大変なので、InternetExplorerを使える方は こちらのページで自動検出できます。
途中で何度か「インストールしていいか」と聞かれますが許可してあげます。
しばらくして利用可能な最新のドライバがあれば以下のように表示されます。
(すべてを表示)ボタンをクリック。
見つかったドライバのバージョンは8.15.10.2321で現在のものよりあたらしく、また問題のバージョンとは異なっていますからこれをダウンロードしてインストールします。
バージョンが上がりました。
念のためもう一度Windows Live Mail 2011を起動してみると…
問題なく起動できました。
※こちらの情報が役に立ちました。ありがとうございます。