IE6~11の脆弱性に対処する方法(vgx.dllの登録解除) | 鯖管Changelog。--アメブロ支店

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自分用メモ

IE6~IE11の脆弱性についてテレビが大騒ぎしているせいで、あちらもこちらも「IE使えないの困る」の大合唱ですね。

で、正式なパッチが出るまでは当面の脆弱性対策をしておきましょう。

公式な情報はこちらのマイクロソフトセキュリティアドバイザリ2963983を参照

IE11を使用している方(Windows7やWindows8~8.1の方)はIEのインターネットオプションで「拡張保護モードを有効にする」をオンにしましょう。そのあとPCを再起動すると対策完了です。
ただし手元の環境では、YahooツールバーやNortonツールバーなどが、拡張保護モード上では動作しないため無効になりました。これらを使う必要がある場合は、拡張保護モードを有効にせず、次に説明するVGX.DLLの登録解除を行ってください。

拡張保護モードを有効にする

IE6~10の場合、今回の件だけのピンポイントで良ければ、公式の情報にもある通り脆弱性の原因になっているvgx.dllを登録解除してあげれば良い。(上記「VGX.DLLの登録を解除する」の項)

Winodws7の場合
1. スタートボタンから「全てのプログラム」→「アクセサリ」とクリック
2.「コマンドプロンプト」の上で「右クリック」し「管理者として実行」を選択
3.「ユーザーアカウント制御」ダイアログが出るので「はい」をクリック
4.「管理:コマンドプロンプト」というウインドウが出る
5.以下のコマンドを実行
"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" -u "%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"

vgx.dll(32bit)

6.64bit版Windowsの場合はさらに以下も実行

"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" -u "%CommonProgramFiles(x86)%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"

vgx.dll(64bit)

7.実行したらIEを終了。

パッチが公開された、などで上記の対処策を元に戻す場合は以下の通り

"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" "%CommonProgramFiles%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"

64ビット版Windowsは以下も実行
"%SystemRoot%\System32\regsvr32.exe" "%CommonProgramFiles(x86)%\Microsoft Shared\VGX\vgx.dll"
上記の実行と解除の確認(VMLが表示されないこと)を確認できるツールを作ってくださった方がいます。感謝して使わせて頂きました。

IE_Remote_VGX_DLL